金融緩和・財政出動・成長戦略を「三本の矢」とするアベノミクスなるものがすでに破綻していることは誰の目にも明らか。このことを誤魔化し、さらには明らかな違憲である安保法制=戦争法案をこれまた無法にも強行採決したため、全国からあがっている強い批難の声をなんとか逸らそうと、安倍は、またまた虚妄に満ちた「新三本の矢」なる政策を打ち出しました。安倍が主張する「強い経済」・「子育て支援」・「社会保障」が、安倍政権下では実現不可能であるどころか、全くの嘘八百であることは、これまた明白。日本の債務残高=借金が1053兆円(2015年3月末現在 国民一人当たり830万円)にもかかわらず、相変わらずの国債発行で借金を増やし続ける政策では、遅かれ早かれ財政破綻が日本を襲うことは避けられません。金がないのに嘘でかためた「平和主義」のためには大判振る舞い。防衛予算は2013年以来4期連続の増額で、来年度予算は2.2%増額の過去最高の5兆円。一方、社会保障や子育て支援は減る一方で、とりわけ孤老と母子家庭は文字通り「貧困状態」。
こうした欺瞞と虚妄に満ちた安倍を一刻も早く政権から引きずり降ろすためには、市民の側から「三本の矢」を放ち続け、安倍に政治的致命傷を与えることが必要です。その「三本の矢」とは、言うまでもなく「戦争法破棄」、「原発再稼動阻止」、「沖縄辺野古新基地建設阻止」の「三本の矢」です。
ちなみに、安倍の「輝く女性政策」もまた、いかに虚妄に満ちたものであるかは、「日本軍性奴隷問題」に対する彼の長年にわたる「元慰安婦バッシング」の経歴をみてみれば明らか。もう、これについては様々な情報がすでに出ていますので、いまさらあらためて情報提供するまでもないかもしれませんが、拙著論考「安倍晋三と日本軍性奴隷問題
– 虚言に満ちた<慰安婦バッシング>とその日本社会的背景 –」を参考にしていただければ光栄です。
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