2015年9月19日土曜日

どうする、日本の「民主主義」?


みなさん、連日のデモ行動、本当にご苦労様でした。残念ながら、明らかな憲法違反である安全保障関連法=戦争法が、欺瞞・虚偽・脅かしなど様々な悪どいマフィヤ手法を使う安倍と彼をとりまく政治屋たちの共同謀議=犯罪行為で採決されてしまいました。しかし、この数週間の全国での市民の反対運動、若者たちの熱気あふれる活動は、「市民の底力」をまざまざと政治屋たちに知らしめたことは明らかです。その一方、日本政府による今回のあからさまな憲法違反行為は、言うまでもなく、単なる安倍政権の問題ではなく、アジア太平洋戦争敗戦以降のこの70年の間、日本の「民主主義」が、いかに「(自国のみならず他国の)市民の人権」をないがしろにする「民主否定主義」であったか、その70年のツケが一挙に噴き出した形のものであるかを、私たち市民にもろに知らしめました。



昨日、国会で山本太郎議員が、「自民党は死んだ」というメッセージを出すため、喪服で葬式パフォーマンスをやりました。私にはこのパフォーマンスが、「日本の民主主義の死」を象徴しているように思えました。この機会に、日本の「半死状態」とも言える「民主主義」をどうすべきかを根本的に再検討し、「市民のビジョン」でいかに強固な「民主主義」を打ち立てていくか、いかにその道筋を作る具体策をたてるかを、みんなで議論すべきだと考えます。今回わたしたちが見せた「市民の底力」で、それを成し遂げなければ、わたしたちと日本の子供たちに「未来」はありません。



私自身は、「<過去の克服>なしに民主主義構築は不可能」という考えです。今年の226日に横浜で長時間にわたって持論を述べる機会を与えられました。それは、前田朗さんが企画する「平和力フォーラム」というもので、その場でも、その持論を述べておきました。このような機会を与えていただいた前田さんに心から感謝します。長時間にわたる話ですので、全部を観ていただく時間はないかと思います。最初の123分は前田さんのイントロ、そのあと、2時間ほど私がしゃべりまくっています(苦笑)。お時間のない人は、2時間20分目あたりからの質疑に対する私の応答だけでも観ていただければ光栄です。そこで、「民主主義」と「過去の克服」について簡潔に持論を述べたつもりです。

下記アドレスをご参照ください。



「平和力フォーラム」


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