ページ

2016年3月16日水曜日

出版報告


彩流社ブックレット 2
慰安婦問題日韓合意を考える 日本軍性奴制のぺいを許さないために   

前田朗編 (定価:1000円+税)


が出版されました。私も第4章の執筆を担当しました。


容紹介

昨年1228日の慰安婦問題をめぐる
「日韓合意」は、被害を受けた女性たちが受け入れることの
できない「結末」であった。
最終的解決であるかのような意見が、日本だけでなく
韓国にも見られるが、そのゆくえはどうなのか?
被害者はどう受け止めたか?
「慰安婦」問題に対する安部政権のこれまでの姿勢と
今後の対応は?
日韓のみならず東アジア・東南アジアや国際社会に
どのような意味を有するか?

日本の「慰安婦」問題が戦時性暴力であり、日本政府に
法的責任があること、公式謝罪と賠償を行なうべきである
ことが、四半世紀に及ぶ調査と討論を通じ、国連人権委員会、
国際自由権規約委員会、女性差別撤廃委員会(他)なども
日本政府に解決を求めてきた。

本書では歴史的経過と本質に立ち返り、議論の視座を再確認
しながら、「合意」の内実を明らかにし、批判的に検討する


目次

1.日韓合意に対する基本的な批判
2.日韓合意に対する法的批判(川上詩朗)
3.被害者、支援団体の立場、
アジア連帯会議等(梁澄子)
4.日本政府見解の総合的批判・少女像問題
(田中利幸)
5.「慰安婦」の国際常識、国際法
――性奴隷制とは(前田朗)
6.フェミニズムの立場からみた解決とは
(岡野八代)
*メッセージ/コラム=
高橋哲哉(東京大学大学院教授)、
土井敏邦(映画監督)、
辛淑玉(のりこえねっと共同代 表)、
野平晋作(ピースボート共同代表)、
阿部浩己(神奈川大学法科大学院教授)、
坪川宏子(オール連帯)、ほか多数


0 件のコメント:

コメントを投稿