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2023年11月16日木曜日

Israel-Hamas war: Israeli forces raid Gaza’s largest hospita

イスラエル・ハマス戦争:イスラエル軍がガザ市最大の病院を急襲

 

英国の公共放送「4チャンネル」の1116日の最新報道です。

 

画像は下記のURLで観れます。レポーターのナレーションを翻訳してみました。

画像の進行時間に合わせて翻訳文を見ていただければ、内容がよりよく理解できるかと思います。イスラエルがやっていることは、あらためて言うまでもないことですが、意図的に市民を攻撃目標とした「無差別大量殺戮」という国家テロであり、由々しい「人道に対する罪」です。こんなことが「国家正当防衛」の名目で許されるのを黙って見逃すことは、私たちの「人間としての他者の生存に対する責任」をないがしろにすることに他なりません。

https://www.youtube.com/watch?v=8J_Qf6hpWmg

 

:04−0:47

アル・シファーでは、赤ん坊の泣き声を耳にしなければならないのはとてもつらい。30人以上の未熟児の新生児がここに集められている。その多くは孤児である。燃料が尽きて保育器が使えなくなり、みな保育器から取り出された赤ん坊たちである。これが病院からの最新の映像である。煙と埃の中、イスラエルによる空爆が続き、医師が説明する患者の避難。重傷を負った子供たちを、なんとか生かそうとする必死の試み。

 

:48−1:16

昨夜遅く、イスラエル軍の兵士たちが病院の建物に入った。それ以来、(レポーターである)私は、病院の誰とも連絡を取るのが難しくなっている。アハメド・エル・モクハララティ医師の説明では、「イスラエル軍は現在、病院の建物の中に入ってきています。彼らは建物の間を移動しており、病院区域内に(移動中の)部隊を見ることができます。ですから、私たちの病棟にもどんどん近づいてきています。彼らが何を望んでいるのか、正確にはわかりません」。

 


 


:17−2:27

イスラエル軍士官は、「イスラエル軍は数時間前にこの病院に到着し、今日の夕方に(ハマス軍を)一掃した」と述べた。軍は病院の敷地内からビデオを公開し、中で発見されたという武器を見せた。将校は、"手榴弾、弾薬、徽章のついた戦闘服、ブーツに、そしてもちろん制服、そして最後には標準的な自動小銃AK-47 」と説明している。これまでのところ、イスラエルが病院の地下にあると主張する巨大なハマス地下本部の証拠は提示されていない。パレスチナ人たちは、アル・シファーへの攻撃はイスラエル軍の野放図な残虐性を示していると主張。ガザとの国境付近で兵士たちに会ったイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、勝利を強調した。首相いわく、「我々はアル・シファーには入らないであろうと言われていた。しかし、我々はアル・シファーに入った。精神的に極めて単純なことを言っておく。ハマスの殺人者たちには、隠れ家もシェルターも避難所もない、と言うことだ。」

 

2:28―3:07

イスラエル軍は現在、ガザ北部の大部分、正確にはガザに残っている大部分を完全に支配している。この映像は、イスラエル軍の爆撃で瓦礫と化した議事堂だ。私たちは、イスラエル軍のある元司令官に「これから、戦術の変更はあり得るか」と尋ねた。彼いわく、「次の段階は局地的精密攻撃だ。つまり、これは特殊部隊による作戦だ。これまでの攻撃では、実際にフルパワーの戦車で侵入しなければならなかった。これから歩兵旅団は(特殊部隊による)工兵作戦を行うだろうが、今はその段階に移るのを待っている。『局地的精密攻撃』、これが我々のゲームの名前になるだろう。」

 

3:08―3:51

しかし、子どもたちの痛みの叫び声にもかかわらず、イスラエル軍による致命的な砲撃は、ガザ地区全域で続いている。デイル・アル・バラの空爆後、病院に運び込まれる子どもたち。ここでも1台の担架を数人が共有しなければならない。「私は自分の3人の子どもを(瓦礫の中かから)見つけたが、もう3人は行方不明だ」と、エドは言う。多くの苦しみの中にも、優しいタッチがある。こんな状況がいつ終わるのか、ショックに凍りつくガザの子どもたちに、誰が伝えることができるだろうか。

 


 


3:52―4:36

イスラエル軍は今夜、アル・シファー病院施設内に部隊を残し、捜索を続けていると発表した。ここ数日、連絡を取り合っていた医師たちとは(レポーターである)私は誰とも話すことができていない。すでに報告したように、イスラエル軍は病棟群の捜索中に多くの武器を発見したと言っている。しかし、彼らは、アル・シファー病院の地下にあるとイスラエル軍が言い続けているハマスの戦略的な秘密地下司令部について、この巨大な物語を作り上げたが、実際に我々が見せられたのは、数種類の武器と軍服のビデオだけである。今後数日のうちにもっと多くの証拠映像が公開されるかもしれないが….

 

4:37―5:15

ガザ北部の大部分を確保した後、イスラエル軍は新たな戦術を採用し、より抑制的なアプローチをとるのではないかという一説が流れていた。特に、ガザでの民間人犠牲者の急増をめぐり、イスラエルに対する外交的圧力が激しさを増していることを考えればなおさらである。しかし、今夜はその代わりに、東部地区の住民に避難の必要性を警告するビラが南部の都市ハンユニスに投下された。ハンユニスは、ガザの多くの人々がすでに避難している場所だ。ガザ市の人口の3/4がすでに家を離れなければならず、多くの人々が、いったいどこに行けばいいのかと尋ねていることだろう。

ガザ北部の住民の多くが避難している南部の中心地であるハンユニスは1019日にイスラエル軍による空爆をうけ30人が死亡したと言われている。1114日、その避難先であるハンユニスの住宅地が再び空爆され、13名が死亡したと報道された。

「殺されたくないなら南部に避難しろ」と言いながら、避難先の南部も空爆にさらされるパレスチナ人はいったいどこへ逃れれば良いのか。田中による追記)

 

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