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2023年10月13日金曜日

またしてもイスラエルによるジェノサイド

7日前にハマスが開始したイスラエルへの大規模攻撃を、私は決して支持はしません。しかし、極右のベンヤミン・ネタニヤフ政権が、これまでどれほど多くのパレスチナ市民を殺傷し、由々しい人権侵害をやってきたか、そのことを全く報道しないで、一方的に「イスラエルの自衛権」を支持するメディア 特にアメリカのメディア がいかに多いか。ハマスがイスラエル人を人質に取って、今も150名余りを拘束し「人間の盾」としていることも大々的に報道されています。これについても、私は決してハマスの犯罪行為を支持したりはしません。しかし、これまでガザに閉じ込まれてきた220万人ほどのパレスチナ人が、コンクリートの壁に囲まれて移動の自由を奪われ、毎年1千万リットルという大量の水をイスラエルから購入することを余儀なくされ、1日平均4時間ほどしか電気を利用することができないなど、極度の貧困状態に長年置かれるという、まさに「人質」状態にあることを、全く無視した報道。こうした一方的なニュースを観ていると、強い、深い憤怒を感ぜざるをえません。

そんな報道の中で、英国の公共放送<4チャンネル>の報道は、ガザ地区とイスラエル側の両方で今起きていることを、極めて冷静に報告しています。残念ながら日本語の字幕はついていませんが、映像を観るだけでも状況がかなり理解できるかと思います。

 

Israel troops mass on Gaza border as hospitals near collapse

(イスラエル軍がガザ国境に集結、病院は崩壊寸前)

https://www.youtube.com/watch?v=yBQbhavr4RQ

 

 

 

現在までの時点で、ガザ地区の34万人(全人口の約15%)がホームレス。死者約1,500名、負傷者6,000名と報道されていますが、この<4チャンネル>の報道(開始から525秒〜920秒)を観ていただければ、いかに多くの市民が強烈な爆撃で破壊された建物の下敷きになっており、その数が未知数であることがわかります。また、死亡した子どもを抱えて泣き叫ぶ親、負傷した赤子を抱え救助を求めて全力で走る男性 こうした姿はイラク戦争で米軍の爆撃で殺害された子どもたちの映像をまざまざと思い起こさせ、涙を流さずには観ていられません。

 

イスラエル市民の中にも、ネタニヤフ政権という極右の政府樹立を許してしまったことは大きな過誤であったことをはっきりと認め、自分たちだけではなく、ガザ地区の女性や子どもたちに被害者が出ていることに深く憂慮している女性もいます(開始から1823秒〜1926秒、1956秒〜2013秒)。

 

すでに日本でも報道されていると思いますが、イスラエルは17万人という常備軍兵の上に36万人にのぼる予備軍を招集して、ガザ地区への侵攻を計画しています。これが実施されれば、市民の被害者数はとてつもない数になるはずです。これまでの爆撃 イスラエル政府が「精密爆撃」と主張する も無差別虐殺=ジェノサイドと呼ぶべきものですが、今度は同じ無差別殺戮が地上で展開されることになるでしょう。これを黙って見ていることは、「人間としての責任」放棄だと私は思います。これまで、イスラエルは数年ごとに同じようなジェノサイドをどれだけ繰り返してきたことか ジェノサイドの被害民族が樹立した政府が、他民族に対してジェノサイドを犯す 実に、実に哀しいことです。イスラエル政府のやっていることは国家テロです。

 

ちなみに、これまた英語のウエッブ・ジャーナルですが、イスラエル人の良心的兵役拒否者の Hagaai Mattar というジャーナリストの +972 Magazine も推薦します。https://www.972mag.com/

イスラエル側にも、こうした良心的な平和活動家や法律家がいることに注目し、これらの人々をモラル・サポートすることも重要だと思います。

 

最後にピート・シーガーが歌う I Come and Stand Every Door

<僕はいろんな人の家を訪ねて玄関の前に立つ>を送っておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=22vd9wUO9IE

 

I come and stand at every door

僕はいろんな人の家を訪ねて玄関の前に立つ
But none can hear my silent tread

でも、誰も僕の無音の足音に気づかない
I knock and yet remain unseen

玄関のドアをたたく僕の姿が見えないんだ
For I am dead, for I am dead.

というのも、僕はとっくに死んじゃってるからね

I'm only seven, although I died

僕は死んじゃってるけど、7歳なんだ
In Hiroshima long ago.

ずっと昔、ヒロシマで死んだんだ
I'm seven now, as I was then

僕はいまも、そのときと同じ7歳
When children die, they do not grow.

子どもは死んでも歳をとらないんだよ

My hair was scorched by swirling flame;

僕の髪は渦巻く炎で焼かれてチリジリになり
My eyes grew dim, my eyes grew blind.

僕の眼は薄暗くなって、なにも見えなくなった
Death came and turned my bones to dust,

そして死んじゃって、僕の骨はチリとホコリになっちゃった
And that was scattered by the wind.

そして風に吹かれてまきちらされた

I need no fruit, I need no rice.

僕は果物も、ごはんもいらないよ
I need no sweets, nor even bread;

お菓子だってパンだって必要ないんだ
I ask for nothing for myself,

僕が自分のために欲しいのは何もない
For I am dead, for I am dead.

だって、僕は死んじゃってるんだもの
All that I ask is that for peace

僕が欲しいのは平和だけなんだ
You fight today, you fight today.

だから、そのために一生懸命頑張って欲しい
So that the children of this world

世界中の子供たちが
May live and grow and laugh and play!

死なずに生きて、笑って、遊べるように!

 


 

 

 

 


 


2 件のコメント:

  1. パレスチナ里親運動で関わりを持ち、今回の件も心を痛めています。今までも放置されてきたので、人権侵害に対して声をあげることは難しいですが、ブログを拝見して日本でもガザの人たちへの関心が高まればと思っています。

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  2. 日本のテレビをつける。これから地獄を見せられるのか?あかりも来ない中で殺されて死ぬ人の顔を私は電気のついた部屋で見せられるのか?地上戦をやめてくれ爆撃をやめろ。

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