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2018年4月6日金曜日

新刊・学習会案内


新刊案内

『思想の墟から: 歴史への責任、力への峙のために』
鵜飼哲 岡野八代 田中利幸 前田朗
四六判 / 240ページ / 並製
2,300 +
書店発売日:2018410

容紹介

民主主義の中にはデーモンが隠れている。
あるいは、民主主義の中からデーモンが生まれてくる
――
戦争責任、戦争犯罪、象徴天皇制、靖国参拝、
「慰安婦」問題、自衛隊、日米安保、沖縄米軍基地、
核兵器、原発事故、原発再稼働……
私たちの民主主義とはいったい何だったのか。
何度も問われてきたはずの問いを、
今なお私たちは問い続けなくてはならない。
フランス滞在から帰国後の思想家・鵜飼氏、
ハンナ・アーレント等、政治思想の研究者・岡野氏、
軍事史が専門の田中氏に、
前田朗氏がインタビューで鋭く斬り込む。

目次
はしがき - デーモンクラシーと闘うために

第1部 歴史、記憶、責任、そして
-
第1章 「慰安婦」=性奴隷について語る意味/岡野八代
第2章 世界の中の「慰安婦」問題/田中利幸
第3章 レイシズムに覆われた世界/鵜飼哲

第2部 権力としての原発、対峙する民衆
第1章 民主主義にとって原発とは/岡野八代
第2章 原発と原爆の密接なつながりを問う/田中利幸
第3章 私たちはどこにいるのか/鵜飼哲

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学習会案内

インタヴュー講座<憲法再入門>第4回 
平和力フォーラム2018

第4回日本国憲法の光と影――憲法前文・9条と1章天皇の根本的矛盾
田中利幸(歴史家、6ヒロシマ平和へのつどい代表)

日時:5月20(日)開場午後13時30分、開会14時~17時閉会
スペースたんぽぽ(4F)
千代田三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F
03-3238-9035
JR水道橋から5分。

資料代:500円

プロフィル
田中利幸(たなかとしゆき):歴史学、争犯罪史。著書に知られざる争犯罪――日本軍はオーストラリア人に何をしたか(大月書店)、空の争史(講談社現代新書)、再論東京裁判――何を裁き、何を裁かなかったのか(共編、大月書店)、思想の墟から(共著、彩流社)。Japan’s Comfort Women: Sexual Slavery and Prostitution during World War Ⅱ and the US Occupation(Routledge, 2002). Hidden Horrors: Japanese War Crimes in World War Ⅱ (Second edition, Rowman & Littlefield, 2017). Bombing Civilians: A Twentieth-Century History (Co-edited, New Press, 2010).

インタヴュアー:前田朗




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