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2018年2月20日火曜日

飲み助の「9条壊憲」笑い話


安倍晋三首相による「憲法9条2項」に自衛隊容認の第3項を加えるという案が、自民党の壊憲案に正式に採用される可能性がありうるという状況になってきましたね。この9条加筆案が、憲法論などという高尚なレベルの問題ではなく、いかに論理的にも倫理的にもめちゃくちゃであるかは、笑い話にでもするより他には議論のしようがないほど馬鹿ばかしい(馬と鹿に失礼なくらいの)話しです。そこで、実際に笑い話を作ってみました。登場人物は、医者先生と酒の好きな熊さんの2人で、以下がその2人のやりとりです。(私自身、一杯やりながら書かないと、こんな馬鹿ばかしい話は書けません<笑>)

医者先生:
「熊さん、あんたの人間ドックの結果ですがね、一つだけ除いてあとは全てすこぶる良好の健康状態(内心:でも、頭脳の健康状態については言わないほうがいいな)。ただ、その一つとは肝臓ですね。あんたは酒が大好きなようですが、このまま飲み続けるとすぐにあの世からお迎えが来ます。すぐに禁酒しないとダメですね。肝臓検査のこのデーターの横に赤ペンで<絶対禁酒>と書いておきますから、守ってください。」
熊さん:
「せ、せ、先生、そ、それは困りますよ。そのデーターをカアチャンに見せなくてはらないが、見せたら今晩から禁酒ですよ。禁酒させられたら、オレはウツ病になって、それこそすぐにお陀仏でっせ。」
医者先生:
「熊さん、あんた、そんなこと言ってる余裕はないですよ。それにウツ病は私の専門ではないので、精神科の先生と相談してください。」
熊さん:
「先生は確か自民党の党員で、安倍首相を支持してますよね。」
医者先生:
「ん、そうですが、それとあんたの肝臓とどういう関係があるの?」
熊さん:
「安倍さんは、戦争絶対放棄・非武装・交戦権否定の憲法9条に、<でも自衛隊はいい>という文章を加えようと言ってますよね。先生もこれに賛成してるはず。それと同じことを、オレの健康診断書にも書いてもらえませんかね。つまりね、第1項が<あなたにとって飲酒は肝臓にひじょうに悪い>、第2項が<よってあなたは禁酒すべき>というのに、第3項を加えてもらって<ただし、飲酒はあなたの精神健康上きわめて良い>、という具合なんですが……どうでっしゃろね?」
医者先生:
「そんな馬鹿な〜。憲法と健康診断書じゃ、全く違う話しですよ、あんた。」
熊さん:
「(この医者は頭が悪いな)あのですね、先生。オレにとってはね、酒を飲むというのは、精神健康を保つため、つまり自分の健康を衛ための<自衛行為>なんだよ。安倍さんが言う第3項と同じなの。それにだよ、本当のところを言えば、第3項は、9条をなんの意味もないものにしようというダマシだろう。一億人の国民を騙すための加文(カブン 本人は「加筆」のつもり)だろうがよ。オレが先生に頼んでるのは、オレのカアチャン一人を騙すというゴクゴクちっぽけな嘘。誰にも迷惑かけないぜ。安倍さんの大ウソと比べれば屁みないなもんよ。その屁みたいな嘘で、我が家の平和は保てるんよ。こう見えても、オレは屁和主義者なんよ(本人は平和主義者のつもり)。」
医者先生:
「熊さん、あんたの要求はカブン(過分)な要求で、受け入れられないよ。」
熊さん:
「(このヤブ医者、本当に頭が悪いな)あんたのダジャレを聞きに来たんじゃないよ。あんたね、オレがいま酒飲んでたらね、そんな下手なダジャレを言うやつはぶん殴るぜ。飲んでないから、あんた幸運だぜ、本当に。」
医者先生:
「暴力はいけません。憲法9条違反ですよ。」
熊さん:
「なにを!憲法違反を大ウソついて堂々とやってるのは、安倍と、てめいら自民党じゃねいか!こちとら、9条じゃなくて、クジョウ(苦情)を言いたいよ。」
医者先生:
「ダジャレは精神健康上、良くないよ。」
熊さん:
「クソッタレ、ヤブ医者!安倍もお前もお大ウソつき!<飲酒は精神健康上きわめて良い>と健康診断書に書いてくれる医者が見つかるまで、オレは病院をハシゴしてやる。オマエになんか頼むか!」
医者先生:
「(クソは誰もみんなするんだがな……。クソしなくなったら便秘、悪くすれば腸閉塞……)」

- 終わり

ああ、もう一杯飲まなくちゃいられない ……

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