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2015年5月13日水曜日

「東京裁判を再審する」講演会録画

2013年11月に出版した私とティム・マコーマック、ゲリー・シンプソンの3人による共編著『再論 東京裁判 ー 何を裁き、何を裁かなかったのか』(大月書店)の日本語版出版を記念して、2013年11月29日に広島で開いた講演会を録画したものがユーチューブに載せられました。誰が撮影し、なぜ今頃になって公表されたのか分かりませんが、ご足労をとっていただいた方に深く感謝します。当日は、共編者の一人であるメルボルン大学法学部教授のティム・マコーマックと私の2人が講演しました。




東京裁判を「再審」する

     ──何を裁き、何を裁かなかったのか──


日時20131129日(金)18:00-20:30

会場:広島平和記念資料館地下 会議室1

共催:第9条ヒロシマの会、日本軍「慰安婦」問題解決ひろしまネットワーク

    核廃絶廃絶をめざすヒロシマの会


講師および講演タイトル

ティム・マコーマック(メルボルン大学法学部教授)

「今日につながる東京裁判の意味」(英語+逐語訳)

マコーマック教授(専門は国際人道法)、2010年より国際刑事裁判所の国際人道法に関する特別アドヴァイザーを務めています。2002から2006年、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷ミロシェビッチ裁判にアミカス・キュリエとして関わりました。2003年から2007年には、アルカイダ・テロ支援の罪で米国軍事裁判にかけられたオーストラリア人、デイビッド・ヒックスの弁護団の戦争法関連法律顧問も務めました。国際人道法の発展史の観点から、東京裁判が持っていた問題点と、それにもかかわらず果たした重大な役割について論じました。

   

 田中利幸(当時 広島市立大学広島平和研究所教授)

「東京裁判における”慰安婦”問題の不在」

東京裁判には「慰安婦」問題に関する情報が提出されたにもかかわらず、なぜ戦争犯罪として取り扱われなかったのか。東京裁判では「強姦」が取りあげられたに もかかわらず「慰安婦」問題が議論されなかった理由について論じると同時に、この問題での責任の取りかたについて議論しました。



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